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深すぎるビーズの世界を知る講座

オリエント美術館で開催中の
特別展「国立民族学博物館コレクション ビーズ −つなぐ・かざる・みせる」。

ビーズとは、素材に孔をあけて紐を通して繋ぐだけの、とてもシンプルな手芸です。
ですが、10万年にわたり、世界中の人々が作り、使い続けてきた結果、
それぞれの地域、民族、社会、文化により、さまざまな素材・作り方・デザイン・意味付けなどが絡み合い、驚くべき多様なビーズ作品、ビズワールドが世界中で展開していることがよ〜くわかる展覧会です。

とても身近だけど、とても奥深いビーズワールドにもっと深く踏み込みたい方に、
専門家による講演会や討論会を企画しています。
ぜひご参加ください。


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世界のビーズ講座<第2回>

10月27日(土) 13時30分〜16時(終了時間は前後する場合があります。)
講師:池谷 和信さん(国立民族学博物館教授) 本展監修者
10万年前頃に生まれ、以来世界中で親しまれているビーズ。その人とのかかわりは「つなぐ」「かざる」「みせる」の3つに大別されます。ビーズの素材やかざり方は、文化や自然環境によってさまざまで、諸民族のあいだでは、儀礼に使い、社会的地位や民族のアイデンティティを示すなど、大きな役割を果たしてきました。地球に暮らす人びとの多様な営みを、ビーズを通して探ってみましょう。

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ナイジェリアのビーズ職人

第1回、第2回それぞれ
聴講料:500円(友の会会員300円)
定 員:50名 要申込
場 所:オリエント美術館地下講堂
となっております。
皆様奮ってお申し込みください!

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世界のビーズ講座特別版 人類とビーズ

11月4日( 13時30分〜16時30分(終了時間は前後する場合があります。)

異なる時代や地域の研究者が、それぞれのフィールドにおけるビーズ文化を解説し、相互に比較しながら討論します。
この会の前、11:00から、本展監修者の池谷和信先生によるスペシャル・ギャラリー・トークもあります。
ギャラリー・トークは、申込不要ですが、ビーズ展鑑賞券が必要です。

プログラム
松本直子(岡山大学)文化のビーズの発生と変容:縄文時代から弥生時代にかけての玉類の変化 
山花京子(東海大学)地域をつなぐビーズ―古代エジプトにおけるビーズの役割-
池谷和信(国立民族学博物館)ビーズ展示からみえるホモサピエンス像
コメント1 那須浩郎(岡山理科大学):植物考古学の視点
コメント2 谷一 尚(林原美術館館長):ガラス研究の視点

聴講料:無料

定 員:50名 要申込
場 所:オリエント美術館地下講堂

by Okayama_Orienta | 2018-10-17 02:56 | イベント