先週から始まった、社会教育施設と学校教育の連携プログラム「◯(まる)の中へ」作品展示。
本日より、福島小学校児童の作品展示です。


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絵画的な作品が多く見られます。


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先週末、作品を見に来てくれた、城東台小学校児童の感想文です。
「教室ではなく、美術館に飾ってあることでより一層きれいに見えました」
「天井から光が当たっていたのでお皿がより輝いていました」
美術館は、良い作品をより良く見せるのが上手なところなのですよ!


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スポーツに題材をとった作品が複数見られます。
スポーツが盛んな小学校なのでしょうか。


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お皿特有の陰影が、作品の情景をより立体的に見せてくれます。


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外周に連弧文、ミコミに絵画的な文様をレイアウトするのは、10世紀頃のイスラーム陶器によく見られる文様配置。上手に取り入れてくれています。


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自身の中にある、善悪の心を表しているのだとか。
外周の余白によって、健全な精神の葛藤を連想させます。


児童自身によるキャプションを読み進めると、遠い日の記憶が蘇ってくるようです。
福島小学校児童の作品展示は27日まで。

# by Okayama_Orienta | 2019-02-14 09:52

2月24日()は、天皇陛下御在位三十年を記念、慶祝致しまして、オリエント美術館の入館料が無料になります。

開催中の展覧会は、

●館蔵品展
『オリエントの美に学ぶ』
●小企画展
『カフカズ・ネオリティ 
 −東京大学アゼルバイジャン新石器遺跡調査2008-2015−』

です。
各展覧会の説明はこちらをご覧ください。
皆様のご来館を心からお待ちしております。

# by Okayama_Orienta | 2019-02-09 10:01

現在、展示場2階では、岡山市内小学校児童が絵付けした絵皿を展示しています。
これは、岡山市図画工作教育研究会が小学校6年生向けに考案した「◯(まる)の中へ」と題された美術教育プログラムの成果展示です。



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何れ劣らぬ作品ぞろい

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展示場空間に負けない力強さ



オリエント美術館所蔵のペルシア陶器(イスラーム時代、10〜17世紀)の絵付けに学び、6年間の心に残った出来事を描きました。
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10世紀頃のペルシア陶器。皿の円形空間を内区と外区に区分し、内区に主題となるトリ、外区に斜線で充填した連続鋸歯文を描いています。


展示中の城東台小学校児童の作品。
運動会のリレーをテーマにした2枚です。
いずれも外区に万国旗、内区に走る自分を表現しています。
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運動会という非日常空間に存在する自分を客体的に表現しています。


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内区を飛び出して表現された自分の姿に、バトンを渡す瞬間の達成感と安堵の気持ちが溢れていますね。

全く印象の異なる2枚に仕上がっています。




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中には、外面まで塗った作品も!


卒業を前に、◯の中に込められた、6年間の思い出。
児童の新鮮な心の動きの数々をお楽しみください。

下記の日程で展示替えを行います。

2月 6日(水)〜13日(水)城東台小学校6年生作品
2月14日(木)〜26日(火)福島小学校6年生作品
2月27日(水)〜3月5日(火)灘崎小学校6年生作品

# by Okayama_Orienta | 2019-02-08 10:38 | 展示

雪のSPring-8

報告が遅れましたが、先週、大型放射光施設SPring-8(兵庫県佐用町)において、青銅柄鉄剣(バイメタル剣)のCT画像撮影を行いました。

青銅器時代から鉄器時代への、まさに移行期に作り出された青銅柄鉄剣には、最新技術が生み出した鉄に対する、憧れと戸惑いが透かし見え、大変興味深いです。
かれこれ4年ほどCT撮影研究を続けておりますが、やっとバイメタル技術の起源と展開を把握できるようになったように思います。


さて、Spring-8は標高が高く、毎年この時期には積雪が見られます。
今年もこんな感じ・・・・
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昨年11月はこんな感じでした。
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画面中央を左右に見える大きな屋根が、実験施設であるリング棟。
1周1.5キロほどもあるのだとか。

分析装置が所狭しと並ぶ内部は、さながら宇宙ステーションのようです。
毎年春には施設公開も開催していますから、一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。



# by Okayama_Orienta | 2019-02-07 18:32

カフカズ・ネオリティ

d0087115_11372724.jpg謎めいたタイトルの小企画展カフカズ・ネオリティを開催しています。
コーカサスの新石器時代という意味のタイトルです。

コーカサスとは・・・こちらにお任せします・・・。

東京大学は2008年からアゼルバイジャンで考古遺跡の調査をしています。
西アジアで始まった農耕牧畜=新石器文化がコーカサスの人々の暮らしにどのような影響を与えたのかを調べています。
展示しているものは土器片や石器、炭になった植物、動物の骨ばかりです。
これらは遺跡に住んでいた人たちが遺していった、いわばゴミや食べかすです。でもこれを最先端の技術で詳しく調べていけば、見た目同じに見える土器のどこがどう変わったのか、植物や動物が人間の手によってどう変わっていったたのか、そもそも人の暮らしはなんで変わっていくのか・・・という謎に対するヒントが少しずつみえてきます。
この展示では、そこまでするの?という考古学の研究方法についても紹介していきます。
これから考古学を勉強してみたいという方にオススメです。
気になることがあれば、受付で担当学芸員を呼び出してください。
都合が合えば、ご説明いたします。
# by Okayama_Orienta | 2019-02-07 11:42 | 展示

明日開催の特別講演会「青への憧れ−古代エジプトのファイアンス−」のご紹介です。

「ファイアンス」とは、聞きなれない単語ですが、ガラスと陶器の中間的な物質です。
もともと、イタリアの窯業地「ファエンツァ」で焼造されたやきもの「ファエンツァ焼」を意味する用語が古代西アジア・エジプトの物質にも用いられたのがはじまりです。


着色しなければ白色ですが、古代のファイアンスは青色あるいは青緑色です。
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破損した資料の画像です。
外側だけが着色され(釉薬)、断面は不透明な白色であることがわかります。
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古代エジプトでファイアンスが多数作られた時期は、考古学の時間区分では青銅器時代から鉄器時代への移行期です。当時、一般的な金属だった銅を添加することで得られる鮮やかな青色は、製作者には失敗が少なく、古代人が好んだ色でもあったことから、大量に生産され、墓に副葬されました。


現代では失われてしまった物質、ファイアンス研究の第一人者である、山花京子東海大学准教授に、古代エジプトの死生観を彩ったファイアンスの魅力について語っていただきます。



演 題 「青へのあこがれ−古代エジプトのファイアンス−」
日 時 2019年2月2日(土)  13:30-16:00 
会 場 岡山市立オリエント美術館地下講堂
講 師 山花京子さん(東海大学准教授)
聴講料 500円(友の会会員は300円)
定 員 50名 要申込
    orient@city.okayama.lg.jp


聴講希望の方は、お早めにお申し込みください。


# by Okayama_Orienta | 2019-02-01 12:10 | 日々雑感

昨年の夏、東京の古代オリエント博物館で開催され大人気を博したワークショップが、岡山市立オリエント美術館へやってきます!!
その名も、

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ミイラ作り体験教室
人形を使って古代エジプトのミイラの作り方を学ぼう!

古代エジプトのミイラはどうやって作られたのでしょうか?
そしてなぜミイラにする必要があったのでしょうか?
ミイラの製造過程から、古代エジプト人の埋葬に対する考え方を探ってみましょう。
今回の活動では、等身大の人形を囲いながら参加者全員でミイラを作っていきます。

日 時:3月3日(日)①午前の回:10時〜/②午後の回:13時30分〜
講 師:髙見 妙、田澤恵子(古代オリエント博物館職員)
対 象:小学生以上(低学年児童には必ず保護者同伴)
定 員:各回先着20名、要申込 ※2月22日(金)締め切り
参加料:入館料のみ

<申し込み・お問い合わせ>
岡山市立オリエント美術館
700-0814 岡山市北区天神町9-31
086-232-3636
orient@city.okayama.lg.jp

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お子様だけでなく大人の方も楽しめるワークショップです!
小学生以上の方であれば上は年齢制限なし、大人の方も是非是非お越しください♪
ちょっと不思議なミイラ作り、この機会に体験してみましょう!

\オリエント美術館で待ってるよーーー!!/
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※ぬいぐるみで体験します。


# by Okayama_Orienta | 2019-01-30 10:52

おとなり美術館

最近はツイッターでの発信が中心になってますが、今日はブログで記事を投稿してみます。
先ほど、岡山県立美術館さんの「形山コレクション茶碗 掌の銀河」を拝見させていただきました。様々な美しいお茶碗がたくさんならび、壮観でした。作り手や使い手の想いや茶室の様子、季節なども勝手に想像すると、いつまででも眺めていられそうです。
さて、このコレクションの中に、加藤卓男によるラスター彩の茶碗があります。当館所蔵の13世紀(約700年前)のラスター彩鉢と合わせて県立美術館「おとなり美術館コーナー」で展示されています。
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左が加藤卓男によるラスター彩。右が13世紀のラスター彩です。
オリエント美術館では他にもラスター彩をいくつか展示しています。

# by Okayama_Orienta | 2019-01-26 16:13 | 展示

特別講演会のお知らせ

1月9日は、建築家岡田新一氏の誕生日でした。

当館へ赴任したばかりの頃、中央ホールの彫刻の位置や植栽の配置などにご意見いただいたことがあり、当館への思い入れ・空間のあり方に厳しい目をお持ちの方、との印象がありました。
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2009年に施工したアッシリア・レリーフ「有翼鷲頭精霊像浮彫」展示スペースには、ずいぶん喜んでいただいたことを昨日のことのように記憶しています。
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さて、来る2月2日(土)開催の特別講演会のご案内です。
小企画展「ファイアンス−古代のハイテク・セラミックス」開催にちなみ、特別講演会を開催します。

演 題 「青へのあこがれ−古代エジプトのファイアンス−」
日 時 2019年2月2日(土)  13:30-16:00 
会 場 岡山市立オリエント美術館地下講堂
講 師 山花京子さん(東海大学准教授)
聴講料 500円(友の会会員は300円)
定 員 50名 要申込
    orient@city.okayama.lg.jp

「ファイアンス」とは、聞きなれない単語ですが、ガラスと陶器の中間的な物質です。
その色彩が死後の復活再生を願った古代エジプト人の死生観と適合し、神像や儀式用の容器、護符など葬送儀礼用品として大量に作られました。
しかし、エジプトがローマの属領となった紀元後1世紀にはその製作技術が失われ、幻の工芸素材となったのです。
ファイアンス研究の第一人者である山花京子東海大学准教授に、古代エジプトの死生観を彩ったファイアンスの魅力について語っていただきます。

貴重な研究成果を拝聴する機会です。
お聞き逃しなく!



# by Okayama_Orienta | 2019-01-10 13:48 | 日々雑感

オリエント美術館は、12月28日(金)から2019年1月4日(金)までは、年末年始のため休館いたします。
2019年は1月5日(土)より開館いたします。

本年もたくさんの方々にご来館いただきありがとうございました。
2019年も、岡山市立オリエント美術館をよろしくお願いいたします。

We will open the exhibition until 27th Dec. in 2018.
The exhibition will be closed until 4th Jan. in 2019.
We will open the museum again from 5th Jan. 2019.


岡山市立オリエント美術館
Okayama Orient Museum
TEL 086-232-3636
FAX 086-232-5342
e-mail orient@city.okayama.ig.jp
# by Okayama_Orienta | 2018-12-28 09:49